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弦楽四重奏曲第8番 (モーツァルト) : ウィキペディア日本語版
弦楽四重奏曲第8番 (モーツァルト)[げんがくよんじゅうそうきょくだい8ばん]

弦楽四重奏曲第8番 ヘ長調 K.168は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した8番目の弦楽四重奏曲である。「ウィーン四重奏曲」の最初の作品である。
==概要==
モーツァルトは、1773年7月14日から9月26日までウィーンに滞在し、同地で第8番から第13番を含む6曲の弦楽四重奏曲を8月のうちに完成させた。これらの曲集は、ウィーンに滞在し、作曲されたことから通称「ウィーン四重奏曲」と呼ばれている。
ミラノに滞在し、同地で作曲された6曲の「ミラノ四重奏曲」は全て3楽章形式で書かれていたが、この「ウィーン四重奏曲」は全て4楽章形式で書かれており、第2楽章ないし第3楽章にメヌエットを置くという典型的な古典派の弦楽四重奏曲の形式で書かれている。曲の構成は一段と緻密になり、構成法における進歩には、ハイドンの弦楽四重奏曲作品17や作品20の影響が著しいものと見られる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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